2010年2月3日水曜日

悩む・悩まない

先ほどから悩んでいる。8年も前に書いた自分のテキストを読み返してみる。

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悩まない

誰も彼もが鬱病を病んでいるようにさえ思えるが、悩む必要なんて一つもない。

現代に生きる僕らには三種類の事実だけが用意されている。どうでもいいものと、どうにもならないものと、そうではないものだ。

どうでもいいことは、悩む必要がない。どうでもいいことは、どんなに悩んでもどうでもいいことだ。どうにもならないものを、悩んでも仕方がない。

どうにかしたいけれども、どう考えてもどうにもならないという状況は、ないとはいえない。もしそんなことが起こってしまったら、なるべくそれについては考えないように努めることだ。出口がないと分かっている小部屋で、うろうろと歩き回っても、ますます自分を疲弊させ、憂鬱にするだけだ。

問題は、そのどちらでもないことについて、我々がどのような態度で臨むのかということだ。どうでもよくも、どうにもならなくもない事柄についても、僕らはうじうじと悩んでいるべきではない。存分に検討し、考え、そしてこれが一番難しいことであり、最も重要なところなのだが、次々と行動に移すべきだ。

ストイックにこれらの三種類の事実を判断し、情熱を持って最後の一つに取り組むこと、それを絶えず続けていくことが、人生をシンプルに(そして願わくば充実して)過ごすための秘訣だと僕は思う。

以上は全くの正論で、それができたら苦労はないと言う人がいるかもしれないが、常に自分にとって何が大切で、何がそうではないのかを問い続けることで上記三種類の判断をすることができるようになるし、訓練すれば悩まない心の力を手に入れることができる。それに、辛い事実が起こった時には、このような考え方自体、僕らを勇気づけてくれる。最悪の時にも最良の時にも、絶望も慢心もせずに、先に進もうとする意志を持たせてくれる。

02.2.17, 15:22:00

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