2007年11月6日火曜日

コンピュータを使うには

日記やメモ、タスク管理などなどをコンピュータ上で管理するソフトはたくさんあるが、20年以上コンピュータを使ってきて学んだことは、どんなに便利なソフトであっても、独自フォーマットのものは使わず、データの汎用性の高いものを使うべきだということ。
結局、一番大切なのはデータだ。どんなに使いやすいソフトであっても、ソフトはある時に乗り換えざるを得ない時が来るかも知れない。その際に長い間溜めてきたデータが移行できないのは痛すぎる損失となる。
また、いろいろなソフトにデータが分散してしまうのも良くない。アナログでも複数のスケジュール帳やアドレス帳を使う人は少ないはずだ。一元管理したほうが管理も閲覧もしやすい。

例えば年賀状印刷ソフトの住所録機能があったとしても、そのソフトの住所録をメインにすべきではない。独自フォーマットだとすればなおさらだ。何故なら年賀状は年に一度しか送らないので、その他の時期に住所録を維持するためにその年賀状ソフトを立ち上げるのは理に適っておらず、誰もメンテしないからだ。その結果、また別のソフトで住所録を作成したりして、そのどれもが不完全になってしまう。これは最悪のパターンだ。

こういう場合は日常的には例えばOutlookなどのVcard形式をサポートするアドレス管理ソフトをメンテナンスし、必要な時にエクスポートして使う ようにすれば良い。そうすることで携帯電話やPDAへのデータ流し込み、あるいはOSを更新したり切り替える時にも比較的楽に移行ができる。

メモや日記も同様で、独自フォーマットではなく、テキストで柔軟性を持って簡単にエクスポートができるものが良い。僕はMacintosh OS9までの頃、自作のハイパーカードスタックで日記をつけていたが、結局OSXになってもクラシック環境で使わなければならず、移行が出来なかった。(自分でテキストを吐き出すスクリプトを書けばいいのだが、このスタックを作った学生の頃ならまだしも、今はそんな暇はない。)

ポイント:
移行のことを考え、汎用性の高い/二次加工の容易なフォーマットでデータを作成すること。
データ入力の二度手間を避けるため、一元化出来ること

そういった意味でお勧めなのはやはりOutlookだと思う。僕はマイクロソフトは大嫌いだし、Outlookはメールソフトとしては使いにくいのだが、アドレス帳・スケジュール帳・ToDo管理としてなら、使いにくいわけではない。これらの機能が一つのソフトにまとまっているので、常駐させておけばいつでも閲覧・記入ができるし、一番のメリットはたくさんのサードパーティー製ソフトが、インポート/エクスポートに対応していること。携帯電話やPalm・ZaurusなどのPDA(今の日本ならW-ZERO3とかEM-Oneか)もほとんど必ず対応しているので、連携も楽。そういうわけで、僕はPIM系はOutlookにした。メールは別のソフトを使ってるけど。

まあこういうのも、そろそろgoogleあたりが何かうまいことやってくれそうな期待感もある。google docsなんかがそれに近いけど、オンラインじゃなくても使える環境はまだ欲しいな。

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